事例紹介
CASE
中村魚市株式会社
高知県四万十市
魚市場 活性化プロジェクト
2023 年末より中村魚市株式会社「高知県四万十市魚市場活性化プロジェクト」にSAITO MEDICAL GROUP 食事業本部が、経営アドバイザーとして参画し、事業の収支改善に取り組んでまいりました。
四万十市の基幹産業である水産業は、人口減少の影響による水産物取引量の減少、水産業を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。運営コストの上昇や取引量の減少に伴う手数料収入の減少と、魚市場存続には新しい取り組みが不可欠でした。魚市場は急激な価格変動の防止や安定的な販路の確保の提供など、地域の漁業者を支える要となっています。「地域の魚を守り、次世代につなげたい」という想いを大切にしながら、1 年間で大きな収支改善を実現することができました。
activity
一流の寿司職人発想の取り組み
魚の種類ごとの特徴や鮮度の見極め、産地ごとの品質管理、最適な下処理や熟成技術まで幅広い知識と経験を持つ“魚の専門家”だからこそできる取り組み
01. 埋もれていた地域資源の再発見による新たな収益源の確保と原価低減
商品価値がないと活かしきれていなかった魚の部位(あら)や未利用魚を商品化。
結果として売上原価を 28.6%削減し、資源を無駄にしない取り組みが新たな価値を生み出しました。
02. 新商品開発による新たな市場開拓
未利用魚を活かした冷凍の醤油漬けなど地産外商を意識した商品を開発。
自社ECやモールを通じて一般消費者向けのB to C市場の開拓にも繋がっています。
03. 地域交流イベント「いちば開放デー」の開催
毎月、模擬セリ体験やマルシェを開催。市民や観光客に四万十市の地魚の魅力を伝える場をつくり、地域の結束力の強化と観光資源化への歩みも始まっています。

VOICE
お客様の声

「外の視点と行動力で、自分たちの想いを形にしてくれる存在です。」
—— 中村魚市株式会社 代表取締役社長
Forward
今後に向けて
今回の取り組みを通じて、
- 資源を活かす工夫
- 新しい販路への挑戦
- 地域の人と魚をつなぐ場づくり
が少しずつ形になってきました。
私たちはこれからも、地域の事業者の皆さまとともに、食を通じた持続可能な未来づくりに歩みを進めてまいります。
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